絶滅危惧種的いい奴

笑え 苦しいときこそ。

グループの絆を信じなくなった話

victory6.hatenablog.com

 

こちらの記事を読ませていただいた。たしかにそうかもなあ、と、とても納得した。母がV6のファンなので一緒に8月1日に放送された「SONGS」を私も見ていた。私がこの番組を見て、一番に思った感想は「V6もいろいろあったんだろうけれど20年間一人もかけずに続いているのは本当にすごいな」ということだった。私はV6にはほとんど無知であるため経緯とか、メンバー内の関係性などはわからない。けれど、なんとなくNEWSが6人の時に彼らが目指していく姿はV6なんじゃないかな、と私は思っていた。6人組でバレーボールデビューで平和そうで仲良しそうで(私的にはV6の魅力は仲の良さのイメージが強かった)。ダンスやアクロバットは全然違うけど、なんとなくV6のように成長していくのを応援していくのかな、と感じていた。

 

しかし、現実NEWSは山下智久錦戸亮が脱退をして4人体制となってしまった。その結果、NEWSはただただ平和なグループではいられなくなった。過去を振り返るにはリスクのあるグループとなってしまい、その中には一生笑って話せないようなこともジャニーズのほかのどのグループよりも抱えたグループになってしまったんだろう。それは、脱退したメンバー自身も、またファンも、かかわった人すべてにいえるんじゃないんだろうか。

 

私がNEWSに堕ちたのは2007年。6人のNEWSが好きになった。4人のNEWSはもちろん大好きだし、本気で応援している。だけど、ふとしたときに頭の中で流れる曲の歌割は6人。山Pも亮ちゃんも歌っている。それだけ、6人のNEWSは私の中での多くを占めてしまったままである。

 

脱退が公式で発表されて気づいたことがある。私たちファンはメンバー同士には私たちには見せていない強力な絆が存在すると信じている。少なくとも私は信じていた。だから、脱退するなんて思っていなかった。メンバー同士、心の奥底でつながっていると思っていたから。それは絶対離れない絆で一生だと思っていたから。都合のいい考えかもしれないけれど、森内君、内君、草野君が脱退したのはルール違反を犯しての事務所からの処罰であって、彼らの意思ではないと思っていた。だから、彼らは強制的にあったはずの絆を断ち切られたんだと思っていた。

 

でも、そんな絆なんてなかった。私の都合のよい思い込みだった。当たり前だよね。彼らも人間なんだから。私なんかと同じ人類とは思いたくなくても彼ら人間なんだよな、と感じた。ぎすぎすもするし、言いたいことが言えなくて、自分の思うとおりにいかなくてイライラしたりもするんだろう。思うようにかみ合わなくて別々の道を歩いていく、という結論にもなることがあるんだろう。ましてや、表の舞台で活躍したいと思ってる人たちの集まりなわけで、たくさんのジュニアの中から目立って人気になって勝ち抜いてきた人たちなわけで、クラスで言えばリーダー的存在な性格を持つ人たちばっかりなわけで、野球でいうと四番ピッチャーばっかりなわけで、我が強くて個々に自立している人たちなわけで、グループとしてまとまる方が難しいんだろう。


山下智久錦戸亮小山慶一郎加藤シゲアキ、増田貴久、手越祐也。みんながみんな孤独で寄りかかることが出来なかったんだろう。それで耐えられなくなったのが山下智久。自信と現状に耐えられなくなったんだと思う。仕方なかったなんて思わない。誰かが雰囲気を変えることが出来れば全てが変わったかもしれない。けれど、選択肢としては十分存在したんだろうな、と今考えても思えてしまう。


2人が脱退してから私は彼らの裏側について考えるのはもうしなくなった。前はメンバーの舞台や、コンサートに他のメンバーが行くかどうかで一喜一憂していたし、メンバー同士連絡先を知ってるとか知らないとかでもびっくりするぐらい落ち込んでいた。だけど、もうそんなことは考えないようになった。どうせ絆にんてなかった。ってわかってしまったから。ずっと昔は手越さんのプラベが流出しても彼をもっと知れる気がしてそこまで嫌じゃなかった。でも、もう今は嫌で嫌で仕方がない。もう、全てを知りたいなんて全く思わないから。


前はそれぞれのプライベートがメンバー同士で絡んでると思ってたし、期待してたけど今はもうない。むしろ、メンバーで連絡とってるって聞くとびっくりする。ご飯なんて行くともう二度見するレベルだと思ってる。この間、テゴマスのらじおで、小山と手越が「このあとご飯どうしよかなー」って話しててまっすーが「じゃあ、このあとご飯いく?」って誘ったら瞬間に2人から断られた。と話していた。これが普通なんだと思う。小山さんは基本的にメンバー愛がすごいことを推してる。でも、現実はこれだ。テレビや雑誌での言葉をそのまま受け取っていると小山さんが断るなんてありえないと思うだろう。だけど、実際はメンバー愛を公言しない増田が誘って小山が断っているのだ。話なんていくらでも盛れる。シゲのおうちお泊まりの出来事だって現実はそれぞれ抱えてるものがある中でのお泊まりだったのに、オタクが萌えるように彼らは当時話していた。そんなもんだ。オタクなんて所詮は客なわけで、雑誌を買って、テレビをみて、ファンクラブに入って、コンサート代を払って、頑張って少しでも知ろうとするのである。所詮、裏側やプライベートを知るなんて不可能なのである。そう気付いてからはもうそうゆうものを求めるのはやめた。


もう今は彼らの活動してるところを見るのが一番の幸せでそれ以上は望んでいない。NEWSが活動し続けて、でっかくなって、てっぺんとってくれたら、ってことしか考えてない。アイドルとしていて欲しい。NEWS自身が提供してくれるものを精一杯楽しんで、愛でて、たまには文句言って。ってしていこう、と思っている。要は逃げているだけかもしれないけれど、私にとってはそのポジションが楽だし、ファンに決まった形なんかないと思ってるから一生貫こうと思っている。


だけど、絆があるグループもきっとあるんだろう。現に1人も欠けていないグループもあるのだから。そのうちの1つがV6なんだろうね。だって20年も続いてるんだもん。読ませてもらったブログでは、岡田くんは末っ子であり、甘えれる存在が近くにいた、というところが山下智久さんとの違いだという。確かにそうだと思う。やまぴーはずっとセンターだった。NEWSの先頭だった。だからと言って性格的に彼は引っ張っていくタイプではない。そこがまた問題だったのかもしれないけれど。もっと年上の小山さんが実力をつけていればやまぴーも甘えれたのかもしれないね。わかんないけどさ。


私がもう1つ気づいたことがある。今のNEWSである。いま、NEWSのセンターは、まあ、間違いなく手越祐也だろう。NEWSの中での末っ子であり、歴はとても短い。負けず嫌いで気は強いという仮面をつけている。けれど、それが剥がれた中身はおそらくめっちゃもろい。私は今のNEWSがちょっとだけ心配だ。手越祐也が甘えれる環境でないのではないかと思うから。メンバーがセンターとして扱っている。スター手越として扱っている。気がする。それはとても怖いことだと思う。また孤独になってしまって違う道を選んでしまったら、と思うととても怖い。そうなる前に手越祐也を支える体制になって欲しいと切に願っている。


まあ、裏側なんてわかんないけどね。久々にちょっと関係性とかを考えちゃった。から、書き残してみた。けどま、結局オタクは寂しいものだね。