絶滅危惧種的いい奴

笑え 苦しいときこそ。

過去を美化しているのかな

「あんたら、来年1年間は中学に遊びに来んときいや。人間は思い出をすぐに美化する。そりゃ、高1なりたてのころは大変やと思う。そのときに中学は楽しかったなあ、戻りたいなあ、なんて思うかもしれへんけどそれは全部美化しているだけ。だから、1年間は我慢して現実と向き合いなさい。それ以降に来たら先生は笑顔で迎えたるから。」

中学の卒業式のあと教室に戻って聞いた担任の先生の最後の言葉です。何年も前なのにこの言葉がわたしの心に生き続けています。その通りだと思ったから。思い続けているから。

正直、私の中学時代はなかなかに闇でした。ずっと周りに合わせて本音なんてほとんど言ったことありません。毎日が苦痛でしかありませんでした。でも、今では、あんな日々も大切だったのかもしれない、なんて思ってしまうほど美化していたり、嫌なことは忘れたりしています。あの時、先生が言った通りなのです。



私は6人のNEWSが好きだ。
大好きだ。
6人の楽曲が大好き。
6人のコンサートが大好き。
6人の声が大好き。
6人のダンスが大好き。
6人の空気感が大好き。

私の中でNEWSの完全体は6人のNEWSだ。

私が好きになったNEWSは6人で、その事実は絶対に変えることは出来なくて、今も私をずっと魅了してくる。もちろん、4人の今のNEWSも好きだ。メンバーが守ってくれた、そして、ファンみんなで守ったNEWS。私にとって大切で大切に大切すぎる存在だ。でも脱退から4年経ってもやはり6人のNEWSが私から離れてくれない。いつどんなときでも戦いながらNEWS担をしてきていた。

また、私は世代で言うなればKAT-TUN、嵐世代だと思っている。小学校高学年でごくせんがブームになり、誰派だと言いあい、(私は竜とタケを行ったりきたりしていた)、野ブタをプロデュース青春アミーゴがミリオンセラーになり、何かある事に「のぶたぱわーちゅーにゅうっっ!」とやっていた。亀梨さんを筆頭にKAT-TUNがドラマに出まくる日々。完全にブームだった。中学生になると嵐ブーム。ジャニオタの友達の3分の2は嵐ファン。ドラマ、バラエティ、CM、CD。ファンじゃなくても自然と入ってくるだけでも情報量の多いこと多いこと。

そんな背景があるせいか、KAT-TUNの6人、5人時代の歌が好きだ。あの頃の嵐の曲も好きだ。

この間、青春アミーゴ発売から10周年と聞いて、野ブタをプロデュースのドラマを見返していた。もう好きだーーーと思った。あの頃の亀梨さん、山下さん、大好きだ。言ったら、あの頃のYOU&Jがほんとにほんとに大好きだ。

でも、時々分からなくなる。果たしてこの好きというのは本当の好きなんだろうか、と。今もしあの頃の6人のNEWSが目の前にいて、4人のNEWSよりも好きが勝つのか、それとも過去を美化してしまっているせいなのか。KAT-TUNに関しても嵐に関してもそう。

逆に今のNEWSのトンチキソングを良いと思えないのは過去を美化しているからで本当は良い曲なのか、それとも6人の過去が無くても良いと思えない曲なのか。

わからなくなる。
全部投げ捨ててしまいたくなる。

ファン歴が長くなればなるほど混乱してくる。色々な彼らを摂取しているからこそ混乱してくる。

そんなんなら、いっそ新規として無知の岸くんに逃げたい、という感情が大きくなっていく日々。

でも、美化している、してない、にせよ、今のNEWSを純粋に今が1番と思って応援出来ないのは本当につらい。大好きだけど辛い。

もうちょっと迷走しそうです、私。